最近、生徒さんたちに、「毎日できるだけ、アーサナと瞑想の練習してくださいね」とお伝えしています。
今までは、「無理しないで、楽しく続けてね」とずっと言い続けてきました。
では、私の真意は何か？と言えば、実は、この二つのバランスを取ることです。
なので、どちらも本心です。
ただ、楽しむには、一度、日常的に毎日練習して、土台を作るのがやはり必要ではないかと思います。特に今のような時期は。
その経験がないと、無理をしているのか、怠けているのか、楽しんでいるのかの違いさえ、わからなくなっている人が多いと感じるので、こうして、様子を見ながら、伝え方を変えたりしています。
例えば、バスケットボールを始めたとしても、気持ちよくシュートを決められるようになると、楽しいと思うのですが、それまでは、やはり毎日毎日練習を続けますね。たまにやっても、なかなかシュートは入りませんから。でも、シュートを気持ちよく決めたい、楽しみたい！と思えば、練習も苦しいだけではないと思うのです。
ヨガは運動ではありませんし、アーサナが上手くなればヨガが深まるわけではありませんが、その辺は似ているというか。アーサナも瞑想も、呼吸法も、
本当に楽しみたい、または、自分の体と心の軽やかさを感じ、本当の自分として喜びを感じて生きる感覚を味わいたい！と思ったら、練習は役に立ちます。
本当にバランスだと思います。
「毎日1時間半から2時間の練習を続ける」のと、「好きな時に気が向いた時にやる、無理やりやらない。」というのは、ある観点（経験を積んだ人）からすれば、同じこととも言えるのです。
結局は、意図がどこにあるか、何のためにやるのかというところが定まっていれば、方法ややり方はどちらでもいいのです。（究極的に、極端な言い方かもしれませんが）
ただここ（意図）が定まっていないと、何でも迷い始めます。どっちが正しいのか？という変な方向に行ってしまいます。正しい方向というのはありません。
ここが本当に言葉では、伝えにくいところです。
ですから、ご自分の体と心で確かめていって欲しいというところが私のお伝えしたいことです。
色々な人、その人それぞれの価値観や感じ方があるので、伝え方って難しいなといつも思います。
強制的に「しなさい」とは決して思っていないし、して欲しいわけでもありません、でも、気持ちよく動けて、中心が安定してきて、心と体の軽やかさを感じ始めるには、一週間に１回の練習ではなかなか時間がかかるな、、、と思います。（でも、時間がかかっても実はいいのですよ。ここも伝えるのが難しいですし、勘違いされやすい。）体と心の苦しさから早く解放してあげたいと思うので、私は常に提案をしていきますが、やはりそれぞれの選択ですし、自由意志です。
全てあなた次第。あなたの自由なのです。
自主練については、自分のフロー、直感で、タイミングや時間を毎回決めたらいいのです。
場所や、時間帯や、練習する時間にこだわりすぎると、言い訳ばかりになっていつまでもできないと思いますし、そういう人をたくさん見てきました。
ヨガの練習で感覚が磨かれていくと、エネルギーのフローがよく感じられるようになります。タイミングがつかめるようになっていきます。なので、まずはそこまで行って欲しい。そうすると、無理な感じがしないでいろいろできるようになるでしょうから。
ヨガを指導している身としては、一応の提案をいつもしています。
でも、一人一人が違う人間です。
ご自分の人生に役にたつと思うことをチョイスして、役立たせていただけたらと思います。
私が、「右の膝を曲げて」と言ったとしても、あなたが右膝を痛めていたら、体の声の方を聞いてください、、、というのと同じです。
私はいつも全力投球なので、強制されているように勘違いされる方もいるかもしれませんが、学びたいと思って来られている方達に、全部渡そう！と思っているだけですので、ご理解いただけるといいなと思います。
言葉ではなく感覚で受け取っていただけたら一番いいのですが、まだ、テレパシーが使えないですからね、難しい、、、笑
なので、いつも「何か迷ったら、相談してください」と言っています。
Cウィルスのこの期間は、一人一人が自分の真実と向き合っているのだと思います。より一層、自分が感じていることがはっきりしているのではないかと思います。
ですから、今までと様々なことや人との関係が変化してきている人も多いかもしれません。
ごまかしのきかない、シンプルでクリアーな世界になってきているような気がします。
自分のハートの声を聞き、それを大切に生きれれば、心配ないと思います。
一番のナビゲーションは、自分のハート、自分の感覚。
だからこそ、今まで自分のハートに蓋をしたり、聞かないふりをしてきた人は、慣れていないかもしれませんが、少しずつ、やってみましょう。外に目を向けていても、それこそ何が本当に正しいのかなんてわからない時期ですから。
今は。
では、何かお役に立てることがあれば嬉しいです。
シャンティ