エゴについて

写真は、この前のセミナーの後。

 

昨日、久しぶりに、いつもと違う美容室に行ったのですが、

テレビがついていて、ワイドショーが流れていました。

私はテレビを見ないし、最近はFacebookのタイムラインも読まなくなっていたので、しばらくその番組から流れてくる人たちの話を聞いていたら、エネルギーの荒さと重さに、とても気分が悪くなってきました。

 

これも、毎日見ていたら多分慣れてしまうのでしょうが、はっきり言って異常です。

 

よく聞いていると、コメンテーターや、司会の人たちは、自分たちは「正しい人」という位置に、そして、問題の人たちのことを「悪者」に、どんどんしていきます。「なんでこんな事件が起こったんでしょう」「信じられません」と暗い声で怒りを込めて話しています。

 

どの人の中にも、怒りや嫉妬や、暗い感情が在るはずなのに、自分のそれはさておいて(思いっきり棚にあげて)人を悪者にして行く。

やっぱり、ワイドショーって、気持ちの悪いエネルギーだなぁと思って、もうこの美容室には来れないかも、、、、テレビついてるし。。。と思っていたら、なんの話からか、美容師さんが、いつも愚痴ばかり言っている というお客さんの話をし始め、いつの間にやら、そこでヨガの講義をしていた私。。。。。

 

美容師さんは、最初は、そのお客さんに、なんとか変わってもらいたいと思っていたようですが、私と話している途中で、「あーーーこれ全部、人を変えたいっていう自分のエゴってことですね!自分が正しくて、その人が間違ってるって言う。。。。恥ずかしい!」と、気づいて驚いたように、叫んでいました。

 

私は、「いやいやみんなやっている普通で異常のことですよ。でも、全部自分のエゴか!!!って気づいたら、がっかりするけど、そのうち、笑えてきますから。。。。何やってたんだろうね今まで、、、って。

みんな自分(のエゴ)を守るために、他人を悪者にしてますから。私もずっと疑問も持たずに、そうしていたし、それがある意味普通です。でも、気づくと異常なことですよね。

 

でも、そのエゴに気づいて、それするのやめたら、もっと軽やかに、幸せに豊かな人生送れますよ。。。。。と言いました。

 

美容師さんは、「いや笑えませんよ、恥ずかしい。。。。」としばらく落胆していましたが、そのうちやっぱり、笑い始めました。

 

「ほらね、笑えるでしょ」

 

そして、シンプルな地味なプラクティスを伝授してきました。

 

「これ、失敗しながらでも実験だと思ってやってたら、その人が目の前で変わるか、もう来なくなるかです。どちらにしてもいいじゃないですか?今のままより」

 

すると、

「難しそうだけど、やります!」

 

と美容師さん。

 

気づくってすごいことです。