ちいさなほしのかけら

久しぶりに絵本のおはなし

 

これは、私が最初に描いた絵本、「ちいさなほしのかけら」至光社刊 のなかの一場面。

 

今度、山梨であるイベントの絵本ライブで読んでいただけるということで、また開いてみたりしています。

 

1999年に出版された絵本ですが、いま読んでも、というか、今だからこそ、これを伝えたい。いつもお話ししていることを、ぎゅっと凝縮したらこれになるという感じです。

 

この絵本を描いた時、テキスト(絵本の中の文章)はこの3倍ほどの長さがありました。

編集長の武市さんから、「言いすぎてる、言葉で言い過ぎ、絵で伝わるから、テキスト書き直して」と、何度も言われ、私が、「それでは伝えたいことが伝わりません」というと、「わからない人には何を言っても伝わらないのだから、言い過ぎないで読者に任せなさい」と。。。。

 

こんなやりとりが何回も何回もあった後、3年ぐらい作業を続けて世に出た絵本。

 

「ちいさなほしのかけら」

 

今の私が描いたら、きっと違う絵、違う色が出てくるのでしょうが、テキストは、これがいまでもベストだと思います。

あの絵本制作チームで作ったこの絵本。。。。

私には、ものすごく大切な思い出とともに残りました。

制作チームの中のお二人は、編集長を含め、近年亡くなりました。

日本の絵本界を築き上げてきたお二人。

 

なんだか、そのお二人から背中を押されたように、その山梨の絵本ライブに、お客さんとなって、行ってみようと思い立ち、出かけることにしました。

自分で描いた絵本を、読者の立場で聞くことって、編集会議以外になかったので、とても新鮮なのかもしれません。何を自分が感じるのか、楽しみです。また報告します。

 

そして、いまでも、これを何度も読んでくれている方たちがいるということ。嬉しいです。

ヨガでたくさんお話ししていることも、私が創作したどの絵本も、伝えたいことは全く同じです。

表現手段が違うだけ。

 

ヨガの生徒さんたちも、これを読んでくださっている方たちも。よかったら読んでみてください。

Amazonまたは、至光社から購入できます。