台湾へ

先日六日間ほど、台湾の友達に会いに行ってきました。

その友人は、6年くらい前にうちにホームステイしていた台湾人です。。

昨年赤ちゃんが生まれて、なんだか久しぶりに会いたくなったのと、少し日本を出て、夏休みを過ごしたいと思ったので行ってきました。

思っていたよりも台湾の夏は暑く、湿度もかなりのもので、ホテルは快適だったのですが、普段エアコンをつけて眠るということがない私にとっては、やはり体にこたえました。

それを除けば、台湾は面白くて、美味しいものがたくさんあります。

友達のお母さんがお料理を作ってくださり、みんなで台湾料理を囲んで食べている。。。台湾の普通のお家で、そんな風に、日常に入れてもらえるのが、私にとっては一番の旅の楽しみです。

ドイツでもそうでしたが、観光地を巡るより、その土地の人たちの暮らしの中に入って身を置いてみる、そして感じてみるのが、私は一番好きなのです。

台湾でも、いろいろな人との交流がありました。台湾茶のカフェで、お茶の入れ方を習ったり、公園で休んでいるときに、台湾人の若者たちが近づいてきて、会社のミッションで、今日は人助けをすることになっているので何かして欲しいことはありませんか?と聞かれ、マッサージをしてもらったり、、、。

どこに行っても、自分次第で面白いことにはたくさん出会えます。

 

でも一つだけ悲しい気持ちになったことがありました。これは日本にいても同じなのですが、ある日、美味しいと有名なお店で娘と夕食を食べていた時のこと、隣のテーブルに座っている家族4人のうち3人が、スマフォをずっと見ながら食べている。お父さんだけは、退屈そうに、ただ食べている。

お母さんは、何をそんなに真剣に見ているのかと思えば、ゲームでした。食べながらゲーム。

子供達も何も話さずスマフォの中に釘付け。。。

私は、何だか泣きたい気持ちになって、娘にその気持ちを伝えました。

娘も私と同じことを思っていたようで、そのあといろいろ話したのですが、目の前にいる人よりも大切なものがスマフォの中にあるのか?今食べている、この有名なお店の美味しいお料理の味を味わうことはできているのか?30分以上並んでいたはずなのに。。。

家族で食べに来た理由はあるのか?今、そこに幸せはあるのか?あなたは幸せ?と、

思いっきり質問したい気持ちでした。そして逆の隣のテーブルの女子二人も、スマフォをテーブルに出したまま、ちょくちょくチェックしたり電話したりしながら食べている。。。

 

美味しい!嬉しい!楽しい!大好き!今日会えてよかったね! そんな気持ちぜ〜んぶ受け取れないままで、人生の豊かさを受け取るつもりがないのだな。。。

目の前に、幸せがあるのに、受け取らないで、不満を持って生きている人たち多すぎると思うのです。

 

今ではよく見る光景です。

生きているのに、今を生きていない人生。。。

人生にはタイムリミットがあるんです。そこを忘れてはいけません。

 

私が一番嬉しいのは、人とハートから交流できたなーと感じる時です。